また行く
「え? またチベット行くの、好きだね。」
とよく言われる、
でも仕方ないよな好きになってしまったものは。
どうせ行くならアムドとカムをくまなく歩いてやろうかとも思うがそれはいささか無理。 まして自治区なんてとても無理。
ならばアムドとカムのあまり人のいかない所を見つけて行ってみようかと思い立つ。
そして自分なりに採点して、
『プラスは☆、マイナスは★、満点は☆5つ』
できれば他の旅行者の役に立てば楽しいかも。
しかしどだい低予算の旅行、一年にビザなしの効く15日間旅行を一回くらいしか行けない。
となると行ける所は少ない。そのうちあきる可能性もある、はたしてどのくらい行けるだろうかわからないが、とにかくやってみよう。
旅行用に神田神保町まで出かけて行き、青海省の地図を買ってきた。
壁に貼ってながめてみる。
青海省はこんなに広かったのかとビックリする.
今までほんの小さな地域を旅行していたことがよくわかる。
そしてここに何人住んでいるのだろうかとも思う。
緑の線は青蔵鉄道。
下の赤い線は東京~大阪間を直線距離約400キロと考えて表したもの。
とすると、日本を斜めにすれば全部入るかも。
ふと、青海湖を見てみる、
う~ん、やってくれたか中国! と思ったが州ざかいの道だった。
てっきり湖の上に長~い橋を作ったのかと思った。わかりにくい表記はやめてくれ。
これでは足りないのでまた神保町へ出かけ、 四川省と甘粛省の地図を買ってきた。
四川省のチベットエリアは、阿坝藏族羌族自治州と甘孜藏族自治州と雅安市の三つだと思う、赤い線から左側がそうだ。それにしても広い、この三つで四川省の半分近くを占めている。
金沙江がチベット自治区とさかいめになっていた。
甘粛省は赤線で囲った甘南藏族自治州だけだ。
こんな小さいエリアなのに、夏河あたりの草原だけが甘粛省に属しているのも不思議だ、蘭州まで道一本のせいだろうか。
なんでこんなに入り組んだ区割りにしたのだろうか、チベット人支配のためだろうか。
地図を切ってつなぐとチベット文化圏がわかりやすくなりそうだが、そんなことできるソフト持ってない。
今度手動でトレースしてつなげた地図を作ろうなどと思いつつ……
ま、とにかく出かけよう、
まず去年行ったアムドの北の方から。
(今の中国は一年たつとインフラもルールも変わるから文の終わりに年月を付けることにした)