臥龍の今とおばちゃん  ☆

 
成都からのバスが小さな村、臥龍に着いた、終点だ。宿が三軒ほどある。

バスが止まった目の前の食堂けん旅館、元気なおばちゃんが迎えてくれうむを言わさずいつのまにか部屋の中へ、そんなに悪くない、シャワーもちゃんとしている。
 
おじさんも他の家族もみんなやさしい、聞けばこの辺の人はみんな蔵族だ。
 
まだ時間があるから散歩しようとするとおばちゃんが、あっちに博物館があるから行きなさい、とほぼ強引に笑顔とともに送り出される。
 
一本道にかかわらず結構散歩の楽しいところだ。
ゴーゴーと流れる川音を聞きながら、この川はずっと八美あたりまで続いている。
 
少し行くと熊猫博物館という看板があったが、それらしいものはない、あるのは地震博物館。
 
つまらないとサイトにあったが、タダなので入って見る、タダだとそれなりにおもしろい。
 
他には、公安と地質研究所みたいな所と、税務署なんかの建物があり、その後ろに宿舎がたくさん立っていた。
つまり、パンダ基地の空き地に大公務員タウンができていたのだ。
 
もう少し行くと山の斜面に点々と家が見える、こんなところによく住んでいると感心していると、この辺りの先住民族の家という感じで、新しく立て観光施設を造るらしい看板が立っていた。
 
もう少し行くとその先住民族の家をまねた造りの旅館がいくつか並んでいた。サイトで出てくるやつだ。
 
昔パンダ基地があったせいでいくつかの村落に旅館はある、突然来ても宿泊は困らない感じだ。しかし客は少なくみんなひまそう、客は耿達にとられてしまったという感じ。

翌日耿達の中華大熊猫苑から戻るとおばちゃんの笑顔が迎えてくれた。
耿達から臥龍ヒッチハイクしかない。
 
これから巴朗山経由で日隆に行きたけどタクシーはないかなあ、
と聞くと、おばちゃんがまかせなさいという顔をして店に入って行った。
 
出てこないので部屋で荷物をまとめ下の店に行くと、おばちゃんがこの人が送ってくれると言って紹介されたのは、荷物を運ぶ男、峨眉山の方から来たと言っていた。乗せてくれるのだ。
巴朗山峠付近でブルーポピー見学休憩を約1時間こみで150元。安い。
 
おばちゃんやってくれる。店で食事するドライバーをさそうのだ。
 
そして男の車で巴朗山まで、少し雨が降って来た。
 
 
 
なかなかいい所だ、おばちゃんの親切に +1
 
 

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宿の窓からこっそり撮った写真、重い荷物をしょって行軍の訓練、ご苦労様。
もしこの写真を撮った所を見られていたらどうなっていたろう、まだ公安にお世話になっていたりして…。