大渡河、突然の川下り  ★★★


丹巴7:30発の康定行きに乗る。

今度は川が縦(南北)に流れている、その川に沿ってバスは走る、川の名は大渡河。
日隆丹巴間より川幅は大きい、小さいトンネルがいくつもある、しかし少し飽きた。

うとうとしていると突然止まってみんな降りて行く1時間半くらいたっている。康定かと聞くが、それらしい所ではない。みんな荷物を引きずって先にある小屋の窓口に並ぶ。

どうやら船に乗るらしい、つまり土砂崩れで道がなくなったが簡単には復旧できない所らしく、船で先まで行くのだ。

わーい康定まで川下りだあ、と喜ぶが甘い!?

小屋でみんな身分証を見せ名前と登録番号、住所をチェックされる。
私はパスポート、これで事故にあっても日本でニュースになるなんていいかげんなことを考えていると。ボートが来たらしい、上の道からは見えない。

全員いっぺんには乗れず、30人くらいずつボートに乗り込む。重い荷物を持ってがけに急ごしらえの歩きにくい道をくだる。

いよいよ船旅と思いきや、1キロと走らず上陸、また荷物を持って登る。登り終えてもバスはかなり遠く離れた所にある。また荷物を引っ張って行く。

誰も助けてくれない、重い荷物を持っておしゃれしてハイヒールを履いてるおねえちゃもいるとゆうのに。
全員そろわずに発車、確認もしない。

すごい船旅のプレゼントだ。

その後このバスは再び土砂崩れが原因らしい渋滞に2時間近くまき込まれて、腹ペコのうちに2時ごろ康定についた。朝食くってない。

一車線の細い川沿いの道では無理もないか。

つまりカムの夏は土砂崩れの夏ということなのだ。

 
中国らしくボートに乗るためしっかり待たされる。-1  荷物を持って急なにわか造りの道を登るのは死ぬほどつらい。-2  合計-3  (17年7月)
 
 
特に今年は、日本同様中国も天候不順で熱波や大雨に見舞われていた。四川省にも梅雨がある、日本と連動している、カムには梅雨明けごろ来る方が無難かもしれない。