玉樹の街案内  ☆☆☆

 

石渠からの乗り合いは玉樹の街の中心近くに着いた。

宿を調べていなかったのでこまった。並んでいるホテルを見ながら、ちょうど良さそうなチベット風ホテルに入るが、外国人はダメと断られる。
高そうなホテルを教えてくれる、いちおう行ってみたがやはり高い。

安そうなホテルなら外人でもうるさく言わず泊めるだろうと思い、中心をはずれたホテルに行ってみると大丈夫だった。
しかしタバコくさく次の日はホテルを変えた。

 

玉樹の街は2010年の大地震から見事に復興している。なかなかいい感じの街になっている。
帰国してから地震前に玉樹に行った人の旅行記の写真を見て、あまりに変わっているのでびっくりした。

 

大きな道のT字路を中心にできている街。
しかし今いる場所が、持ってきたグーグルの地図のどの道なのかわからずまよってしまう。
確かではないが、たぶん最近いろんな道の名前を変えたように思う、地震復興を記念して変えたのだろうか

結古寺を目印にするといい、高台にあるので街から見える。
寺の下の道が結古寺路、下った所にある大通りを左に行くと西寧方向、右が治多方向。もう一本のT字の通り先が玉樹巴塘空港と文成公主廟方面f:id:mu2ro:20170924001131p:plain

バスは3ルートある。バス亭の駅名の下に、順番に駅名が並んでいて進む方向に矢印が付いているのでわかりやすい。

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バスに乗り終点近くの嘉那嘛呢を見物した。町の中心から1路と3路のバスで行ける。

入り口付近にゲストハウスがあった、のぞくと、日本人が貼ったらしい日本語のビールのポスターがあった。

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真ん中のかどの建物。
ゲストハウスはどこも同じ雰囲気がある、ここもそんな感じ。
ここのバスを降りた表通りには安めの賓館が2件ほどある、外人OK、250元くらい、良さそうだ。

今度来たらこの付近に泊まろう、ここからはバス一本でそんなにかからず街の中心に行け便利だ。

 

その嘉那嘛呢からまた3路のバスに乗って反対側の終点近くの長距離バスターミナルまで行く、時間を調べに。
ほとんど人がいない、西寧までは16時間と言っていた。
建物の横に乗り合いがたむろしている。f:id:mu2ro:20170923024444j:plain

 

さきほどの結古寺路を大通りを横切って先に行くと川があり広場のような所に出る。
そこに写真の三角透明ビルがある「玉樹游客集散中心」。旅行案内所だと思うが游客集散と書いてあるから旅行客がただ集うだけの所だろうか?

入ってみるがどの事務机にも人がいない、かたまって話をしている若い連中がいるが職員だろうか、まあ1日数組しか来そうもないし。
観光写真を見ていると、いつの間にか男が来て親切に説明してくれる。馬の祭りは5日間毎日馬が登場するらしい、ならいつ行ってもハズレなしってことか、今度見に行こう。

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上の広場の横を撮った写真を見ると、三角透明のビルの横からも各地に行くバスが出ているみたいだが、甘孜も…。
山の上が結古寺。右上横の太陽湖というのが高めのホテル、ちゃんとしていそう。

 

タクシーで20分くらい行くと巴塘の町の近くの飛行場に着く。
玉樹に来てもうすぐノービザ15日間になる、成都までまたバスで帰るのは少しつらい。そこで翌日玉樹巴塘空港から成都まで飛行機に乗った、約1万6千円。
西寧なら約1万円。
「玉樹巴塘空港」で検索すると日本からも券が買える。

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観光地は、結古寺と嘉那嘛呢と7月25日~29日の赛马(競馬祭り)。玉樹まで来るには苦労するが、そのわりには見るところはあまりない。

 

一つだけ素晴らしい事に気づいた、この街はゴミがない、本当にない、道は汚くてもゴミが全くないのだ、お寺の参道でさえも。
きっと日本に旅行して感激した市長さんががんばってゴミなし運動をはじめたのではないだろうか。
やはりゴミがないとなんとなく気分がいい。

 

完全に地震からは立ち直っているように見える。けっこう楽しい街並みだ、ブランド品を売る店やいい感じの食べ物屋もある。+2  なぜか道がきれいだ。+1  
合計+3  (17年7月)