カムで♨その2 中谷温泉 ☆☆☆☆
やっと2:00ごろ着いた康定で麺をくいそこのオヤジに中谷温泉の行き方を聞く、
バスターミナルの前のバス停からバスに乗れという。
そんな簡単に行けるのか、よかったと思いバス停に行って親切そうなオヤジにどのバスに乗るのかと聞くと、ニ道橋までバスで行ってそこから車で行けるようなことをいうのでバスを待っていると、
どこで聞きつけたのか、運転手がやってきて温泉まで50元でどうだというので乗り込むとニ道橋までだった。
中谷温泉だ、というと150元だという。まあいいかそれくらいはする距離だとは思っていた。
中谷温泉だ、というと150元だという。まあいいかそれくらいはする距離だとは思っていた。
途中女を拾って後ろに乗せる、すぐにその女の家に着き降ろす。運転手はあれは俺の女房だと言う。私用に使うなよ客がいるんだよ。
雨の中温泉まで、沿道に木の緑いっぱいの山道を行く。
康定周辺には温泉がいろいろある、聞くとみんな適当に知ってる温泉を教えるので要注意だ。
ニ道橋はこの辺で有名な温泉がある、個室型の。
3:30ごろ着く、ネットで見た通りの露天風呂だった。水着着用。
しかし雨が強いので一番上の傘の下でしかつかれない、日本人には少しぬるい。
少し雨が弱くなり下の方に熱いのがあったやっと温泉気分、長々つかっていると気持ちよくなってきた。
少し雨が弱くなり下の方に熱いのがあったやっと温泉気分、長々つかっていると気持ちよくなってきた。
個室型内湯もある。右の写真はプール。横にテーブルがいくつかありみんな麻雀と焼肉で盛り上がっている。当然うるさい。
この温泉を運営している宿に泊まる、宿といっても自分の家を改装した民宿みたいなもんだ。
温泉から少し離れているがけっこういい、100元だとトイレは別だが大したことはない、てれびなし、鍵なし、シャワーは温泉で。
温泉から少し離れているがけっこういい、100元だとトイレは別だが大したことはない、てれびなし、鍵なし、シャワーは温泉で。
300元のトイレ付きの部屋もある。
食事は居間で女性たちと一緒に食べる。
おばあさんと奥さんと娘と嫁に行った奥さんの妹で切り盛りしている。
みんなやさしい。
夕飯後散歩する日暮れ前の村を、よく見るととてもきれいな所だった。周りに雪山が見える。トレッキングコースもあるらしい。
マニ車があった。
トゲがあったからたぶんバラ、野バラというよりバラの木、丹巴にもあった。
ここは二、三日滞在してもあきないかもしれない。
康定に泊まらずここに一泊してもよさそうだ。車で一時間くらい。
ここにはもう一つ中谷紅温泉というところがある。康定方向に歩いて20分ほど戻ると着く。でかいプールだ。中谷温泉に対抗して新しく造ったみたいだがにぎわっている。
朝起きて歩いて行くせっかくだから入ってみた。10元。水着も売っている。水着なしで入る環境ではない。
やっぱり温泉プールの域を出ない、ぬるい、プールとしてはちょうどいい温度。小さい風呂もあるが今は客が少ないせいか湯が入ってない。日本人にはここは温泉とは言えない、ダメ失格。
ここもみんな車で来て、遊戯室で麻雀三昧て感じだ。プールに入って、焼き肉パーティー、これが今中国人に人気の温泉リゾートっていう感じ。
他の温泉地でもけっこうできてる、まだまだ流行りそうだ。
途中にこんな小さい温泉があった、日本人としてはベストな感じ。
入ってみようかと思ったが朝から二つ入る気がはしない、反対側に宿がある、このオヤジのもの。ここに泊まる手もある。
よーく見ながら歩くと道沿いにこんな感じの小さい温泉宿がいくつかある、この方がいいかも。少しぬるいがここ合格。
昼飯をいただき、宿代温泉込み130元を払い、3時に出発。
乗り合いをシェアする旅人もいず貸切、塔公まで380元。バスはない。
〔散歩の途中、 カメラを道沿いの壁の上に乗せて高度を測っていると、もう日が暮れるのに宿がないのじゃないかと心配した男が車から声をかけてきた。やっぱりチベット人はやさしいななんてほのぼのした気分で宿に戻る、カメラを忘れたのも知らず。朝まで気がつかず、起きてすぐ行ってみるが拾われていた。大ショック。〕
なんと言っても宿の女性たちが感じいい。+2 温泉のつくりはいまいちだが熱い風呂もあって満足。+1 標高が高く景色がきれいで散歩すると気持ちがいい。+1 合計+4 (17年7月)
大渡河、突然の川下り ★★★
丹巴7:30発の康定行きに乗る。
今度は川が縦(南北)に流れている、その川に沿ってバスは走る、川の名は大渡河。
日隆丹巴間より川幅は大きい、小さいトンネルがいくつもある、しかし少し飽きた。
うとうとしていると突然止まってみんな降りて行く1時間半くらいたっている。康定かと聞くが、それらしい所ではない。みんな荷物を引きずって先にある小屋の窓口に並ぶ。
どうやら船に乗るらしい、つまり土砂崩れで道がなくなったが簡単には復旧できない所らしく、船で先まで行くのだ。
わーい康定まで川下りだあ、と喜ぶが甘い!?
小屋でみんな身分証を見せ名前と登録番号、住所をチェックされる。
私はパスポート、これで事故にあっても日本でニュースになるなんていいかげんなことを考えていると。ボートが来たらしい、上の道からは見えない。
全員いっぺんには乗れず、30人くらいずつボートに乗り込む。重い荷物を持ってがけに急ごしらえの歩きにくい道をくだる。
いよいよ船旅と思いきや、1キロと走らず上陸、また荷物を持って登る。登り終えてもバスはかなり遠く離れた所にある。また荷物を引っ張って行く。
誰も助けてくれない、重い荷物を持っておしゃれしてハイヒールを履いてるおねえちゃもいるとゆうのに。
全員そろわずに発車、確認もしない。
すごい船旅のプレゼントだ。
その後このバスは再び土砂崩れが原因らしい渋滞に2時間近くまき込まれて、腹ペコのうちに2時ごろ康定についた。朝食くってない。
一車線の細い川沿いの道では無理もないか。
つまりカムの夏は土砂崩れの夏ということなのだ。
中国らしくボートに乗るためしっかり待たされる。-1 荷物を持って急なにわか造りの道を登るのは死ぬほどつらい。-2 合計-3 (17年7月)
特に今年は、日本同様中国も天候不順で熱波や大雨に見舞われていた。四川省にも梅雨がある、日本と連動している、カムには梅雨明けごろ来る方が無難かもしれない。
カムで♨その1 東谷温泉 ☆☆
こんな所に温泉がある。
東谷温泉をグーグルで検索すると、丹巴から少し八美よりにあった。
東谷温泉をグーグルで検索すると、丹巴から少し八美よりにあった。
午後そこへ行こうと思い、本当に東谷に温泉はあるかと宿の男に聞くと、あるけどすごく遠い。グーグルだと東谷郷は20キロくらい、近いはずだが。
どう行ったらいいだろうと聞くと、俺が送ってあげてもいいという。
往復で400元で。
ここに来るとき、乗ってきた車のオヤジに同じことを聞いたらふっかけてきた値段と同じ400元だ、横で聞いてたな。
カムをサイクリング中、ここを通りかかり温泉につかり、テントを張って一泊した人がいたのだ。その人の写真がいい感じでどうしても行ってみたかった。まあしょうがない。OKする。
どうも言い値に弱い!
宿の男は少しつまらなそうに、屋根ができてしまったんだみたいなことを言っていた。
丹巴から東谷郷までは45分くらい、そこからまた45分、合計1時間30分。
東谷郷までは家と木の道、その後は木におおわれた緑の道だ。日本でよく見る風景に似ている、ただ規模が大きい、山が高い。
この道はハ美まで続くらしい。
この道はハ美まで続くらしい。
途中いくつか山沿いに村がある、小規模だが甲居と同じような蔵寨(蔵族の家)が斜面に立つ、見学もでき宿もある。
なんでもないような所の川岸に長屋のような小屋がある、到着だ。
道路の端に車を止め、小さな橋を渡る。
宿の男が言ったように確かに囲われている、チベタン夫婦が管理しているようだ。20元。
なぜか丹巴の町で乗せた男もついて来た。どうやら友達らしい、二人にとっても久しぶりの温泉なのだろう。
小屋は五つくらいに区切られていて、そのひとつに友達と男、私は一人で入った。やっぱり屋根があってはつまらない。
足湯用の池もある。車で通りかかった中国人観光客が足湯につかっていた。
ここも写真がないので、中国の宣伝サイトみたいなとこから失敬して。
これに屋根がついた、このほうが開放的なのに。
屋根があって暗いが、温泉はあったかくけっこう効く。+2 周りの環境はいい。+1 丹巴から往復するには遠い。-1 合計+2 (17年7月)
丹巴から八美までの途中、乗り合いを降りてつかって見るといいかも、しかしその後はうまくバスの時間と合えばいいがヒッチハイクしかないだろう。